期間工は遠方からの就労も受け付けていることが多い

人員を確保することが目的

雇用期間が限定されている期間工は繁忙期の人手不足を解消する目的で求人が出されます。通年雇用とは異なり、長期的な就労には繋がらないので必ずしも必要な人数を確保できるとは限りません。時給単価は高めに設定される傾向にありますが、それでも安定した就労契約を望む人は通年雇用を選択するので繁忙期に人手不足の状態に陥るおそれがあります。そのため、雇用する側は近隣に留まらず、広範囲の地域を対象に求人を出します。全国規模で求人を出す会社も少なくありませんが、このような会社は直接雇用ではなく、派遣会社を経由して人員を確保するのが普通です。派遣会社が持つ独自のネットワークで必要な人員を確保できるのが大きなメリットと言えるでしょう。

交通費や寮費など出費に関する事柄は事前の確認が必須

遠方での就労は現場までの交通費や現地の滞在費が大きな問題になります。工場での求人において、交通費や寮費は雇用する側が負担するのが通例になっていますが、すべての求人に当てはまるわけではありません。中には勤務時間や雇用期間を理由に負担額を一部に留める求人もあるので注意が必要です。また、寮費は無料でも家具や家電製品の利用料金を請求するケースがあります。就労者の自己都合で仕事を辞めると交通費や寮費の全額支払いを求められる可能性もあるので事前の確認は欠かせません。期間工で働く人は大抵、短期間で多く稼ぐことが目的です。そのため、余計な出費が発生しないよう、求人選びは慎重に行うことが何よりも重要と言えるでしょう。